※誰が行ってもワックス脱毛には若干の痛みが伴います!
では「痛み」とは何でしょう? 少し「痛み」ついて詳しく説明します!
「痛み」は個人的な体験に基付くため、同じ病気による「痛み」でも、その強さが、人によって異なります。同じ人でも心理的な状態や、体調によって感じ方が異なったりもします。
また文化的、社会的背景、それまでの体験によっても感じ方が大きくことなります。
持続時間の違いでは、急激に発生し短期間に消失する痛みは「急性疼痛」、長く続く痛みは「慢性疼痛」として、2つに分類できます。また痛みが起こる原因、メカニズムから分類すると、侵害性の痛み、神経障害性の痛み、心因性の痛みにわけることができます。
侵害性の痛み:体の組織が損傷を受けたときに起こる痛みです。「侵害受容性疼痛」といいます。
神経障性の痛み:神経が傷つくことによって起こる痛みを「神経障害性疼痛」といいます。
心因性の痛み:心理的な要因から引き起こされる痛みを「心因性疼痛」といいます。
速い痛みと遅い痛み
『痛み』を伝える神経のうち、脊髄から脳へ至る中枢神経の伝達経路には、一次痛(感覚系)と二次痛(情動・認知系)の2種類があります。
一次痛…有髄のAδ(Aデルタ)線維
二次痛…無髄のC線維
痛み刺激は,最初ははっきりした鋭い局所の明瞭な痛みを起こし,次いで鈍い,うずくような不快な感じを起こします。速い痛み(一次痛)は,細い有髄線維であるAδにより,遅い痛み(二次痛)は,無髄のC線維によって中枢に伝えられます。
二次痛は、大脳辺縁系に伝わります。これらの領域は、情動の発生に大きく関わっており、この経路は、『痛み』の情動経路として考えられています。
一次痛の経路と、この二次痛の経路は、完全に独立しているわけではありません。一次痛は、体性感覚野に伝わりますが、その後、一部の大脳辺縁系などに伝わり、前頭前野に伝わります。前頭前野は、情動と認知に大きく関わっています。
国際疼痛研究学会では、『痛みは実際の、または潜在的な組織損傷を伴う不快な感覚的、精神的な経験』と定義しています。つまり痛みは単純な反射的感覚ではなく、心の動き(苦しみ、不安など)を伴った体験に基付く不快な感覚ということになります。
レセプター(痛み受容器)は,生体のほとんどの部位に見られ,このレセプターで感受された痛み刺激は,二つの異なる経路で脳へ伝えらます。
一次痛の伝達経路は、レセプター⇒脊髄⇒視床⇒大脳皮質の感覚野と連合野に至ります。
この経路では、痛みの部位や強度などを識別した身体的な痛みに関わる情報を伝達します。また、この経路は、触覚、深部圧覚、温度覚などを伝える刺激も伝達し、判別が明瞭な感覚の伝達経路といえます。
二次痛の伝達経路は、レセプター⇒脊髄⇒視床⇒大脳辺縁系に至る系です。
二次痛の伝達経路は情動や認知の情報を伝達します。この経路は、大脳辺縁系に作用することから、痛みに伴うイライラ感、恐怖、不安感などの不快な感情変化を引き起こします。また、自律神経機能にも影響を及ぼすため、血圧上昇、頻脈、冷汗、顔面蒼白などの症状をも引き起こします。
痛みの経験は脳内に記憶されます。
この二次痛を放置していると痛覚過敏状態を生じ、より情動的な痛み(不安を感じさせたり、不快感を与える)として記憶されることになります。一度この痛みの感覚が記憶されると、痛みの原因になる刺激がなくても、脳はいつも痛みを感じ続てしまうことがあります。ケガや病気が治っても痛みが続いたり、末梢神経が過敏になり、少しの刺激でも、強い痛みを感じるたりするのはこのためです。これらの事柄が分かれば、痛みの緩和に繋げることが出来ます! それをブラジリアンワックスに生かせば良いだけです。
主な講義内容は下記の通りです。
ブラジリアンワックスの必要性とその展開法
①カウンセリングの必要性
②独自メニューの提案
③カルテの重要性
A ブラジリアンワックスサロン内での衛生的観点からの消毒処理法
B 皮膚の構造と働き
皮膚の目的、皮膚のサイクル、皮膚の作用、正常菌層の働き、真皮層の構造
セラミドの働き、皮脂膜形成の働き、その他…
C 人体の防衛反応
化学物質に対する人体の反応、毒性反応、その他…
D 脱毛
発毛のメカニズム、男性ホルモンと女性ホルモン、その他…
E フェイス&ボディ
にきび(脂漏性疾患)、吹き出物、しみ、その他…
F 紫外線の働き
D アトピー性皮膚炎
石鹸の問題点、ステロイド軟膏のメリット・デメリット
H ナプキンかぶれ・汗疹について
ボディの黒ずみ
I ボディカウンセリング
(1)ワキガ発生のメカニズムとその対応
(2)下ワキガ発生のメカニズムとその対応
(3)老人臭発生のメカニズムとその対応
(4)妊娠腺発生のメカニズムとその対応
(5)たるみ発生のメカニズムとその対応
(6)黒ずみ発生のメカニズムとその対応
(7)角化症発生のメカニズムとその対応
(8)シミ発生のメカニズムとその対応
(9)ソバカス発生のメカニズムとその対応
(10)肌荒れ発生のメカニズムとその対応
(11)吹き出物発生のメカニズムとその対応
jブラジリアンワックス剤に関する内容